​2020年始の所感~己の有限さとどう向き合うか~

20/01/05

2020年ののっけから申し訳ないが、まず2019年の総括をしていこうと思う。

私の2019年は、己の有限さを自覚させられて終わった、といえる。

 

制作に関しては、ほとんど何も完成させられなかった。

主に向き合っていたのはゲーム制作だが、
『花まるキングダム』は前日譚を作成するも未完成、
『八人のアダム』はウディコンに出場するために途中で『八人のアダム外伝』に切り替えるも、
未完成のまま出品し、結果は圏外。今もまだ制作途中である。

 

この結果から学んだのは、
自分が自分の能力を正しく把握できていないということだった。

 

当時の私は、これらを2019年中には完成させられると思っていた。
「3ヶ月もあればできるだろう」といった安易な予測を立てていた。
それが間違っていた。

 

つまり、私は私が思うよりもずっと、無力で、怠惰で、有限だった。
私は干支が3周してしまうほどの年齢であるが、
今回の12年は、ひとえにこのことを学ぶためだけに費やされた12年だったとさえ言えるかもしれない。

 

私は有限である。そのことから始めなければならない。

 

ここで考える。私の人生の目的はなんだろう。
よい作品を作ること。それでほめられて、認められて、できればお金を得ること。
そのお金でさらに制作に打ち込む時間と環境を作ること。

 

そう、つまり、よい作品さえ作れればよいのだ。

 

これまで長らく個人制作に拘ってきた。

ストーリーも絵も演出も自分でやりたい。

それをできる人は現に世の中にはいるし、

それをできるだけの才能が自分にもあると考えてきたが、
どうもそうではなさそうだ、ということが見えてきた。見えてきてしまった。

 

365日すべての時間を制作と自己の研鑽に使えるならば、ほとんどのことを自分一人でやれたかもしれない。
だが、現実はそうではない。仕事に疲れ、なんの作業もできない自分がいる。

休日だって、起きているすべての時間を制作に注げるほどの体力はない。

ゲームのように、ぐんぐんとパラメータが伸びていくことはなかった。
あるパラメータが少し伸びれば、あるパラメータは少し下がる。リアルはそれの繰り返しであり、総合力はトントンか、少し増したか、といった程度である。

そして、これからは減少するスピードが増していくことだろう。

すべての能力を高めることは難しい。取捨選択をしなければならない!

前にもどこかで書いたが、わたしがこれまでに作品で得た対価は5万円である。
5万円では、ひと月の生活費すら捻出できない。
制作の他に仕事をしなければ生きていけないのだ。現時点での私の力量はその程度でしかない。

人生の目的は、よい作品を作ること。そして人生を豊かにする経験をすること。
 

だが、無力で有限な自分がここにいる。
それならば、人の力を借りればいいのではないか。

それが現時点の仮説である。

人の力を借りることは、少し怖い。
人間関係の構築には手間も時間もかかる。
チーム、集団であることのリスクも多い。
お金の問題だってでてくるかもしれない。
考えること、得なければならない知識や経験もたくさんあるだろう。

 

でも、自分が向かうべき場所、そして体験したいこと、それは、もしかしたら、
一人では決してたどり着けないところなのではないか、と思い始めている。

 

ほしいものがあるならばまず与えよ、という言葉がある。
本当にほしいものは、まず先に自分が誰かにそれを贈与しなければ手に入らない、と言うことだ。
であるならば、私にはまず人に力を貸す経験が必要なのかもしれない。

 

私が今年の目標と考えていることはこうである。

 

1)『八人のアダム外伝』を完成させる
2)その他、小作品を随時発表する
3)上記1,2を持って、私の力を必要とする人、私に力を貸してくれる人と出会うことを願いつつ生きる
4)『八人のアダム』本編の制作を開始する

私は有限であるし、できる作業も限られている。どんな能力を育てるべきか考え、工夫しな

ければならない。
 

2020年はそんなことを考えながら始まった。