八人のアダム外伝 Side Storiesを公開しました
21/05/21
カクヨムにて『八人のアダム外伝 Side Stories』を公開しました。
ここに掲載したストーリーは『八人のアダム外伝』をプレイする前に読んでいただくのもとくに問題ないと思っていますが、気持ちネタバレといえばネタバレな部分も含みます。
白紙の状態でゲームを楽しみたい方は、よければまたプレイ後などに見てください。
今後、エピソードが追加されてゆくのかどうかはわかりませんが、
今回公開した四話はこのスターズたちにまつわるストーリーです。
Episode1 レイファー・ルーディアン・スタークD
Episode2 マッドサイクロン
Episode3 キングライノサラス
Episode4 Mr.ライトバルブ
以下ではそのエピソードが誕生した経緯を紹介させていただきます。
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『八人のアダム外伝』の制作にあたって、敵グラフィックでほかの方にお力を借りしました。
その中に、Twitterで知り合った4名の方がいます。
この4名の方とは、ウディタやウディコンのご縁で知り合いました。
■okamotoドット絵さん:キングライノサラス
敵グラフィックを引き受けていただくことになった時、こちらからとくにこういうものを書いてください、というような指定はしませんでした。
自由に描いて、といわれると普通はやりづらいものです(と、今更思います)が、出来上がってきたものはとても素晴らしい絵でした。
どれもその方らしさが感じられ、絵から何かが伝わってくるような感覚がありました。
この4名とは実際にお会いしたことはないため、私からすれば顔も声も年齢も性別もわからない方々です。
あちらもリアルの私のことは何もご存知ではない。
それにもかかわらず、公開されてもいない作品にお時間と手間を割いてくださった。
そのことがとてもうれしかったし、良い作品に仕上げたいという思いも強まりました。
ですが、これまで何度か書いているように、私はこの作品を2019年夏の時点ではうまく仕上げられませんでした。
書いていただいた絵に良き場を与えることができなかったという感覚がズーンと残りました。
このことはなかなかの負い目となって、しばらく自分を縛りつけるわけですが、ともあれ、作品の完成は2019年夏のウディコン終了時では、まだまだ先になりそうでした。
そのうちふと、ゲームの完成はまだまだ先だけど、その前にこれらの絵に文章で物語をつけてみたいと思うようになりました。
そしてそれを小冊子にして、この4名に送ろう、と思い立ちました。
お礼としてはあまりにささやかで、かつ役に立ちそうもないし、価値があるかもわからないものですが、とにかくそうしよう、と決めました。2019年の秋のことだったかと思います。
こうして私は4つの短編を書き始めました。
この小冊子が完成したのは2020年の年明けすぐでした。
4名の方には印刷した小冊子やデータを送り、私はまたゲームの製作に戻りました。
それからまたしばらく時が経ち、2021年4月。
『八人のアダム外伝』をなんとか公開することができました。
おかげさまで、『八人のアダム外伝』はプレリリース版と合わせると、累計DL数はこの文章を書いている時点(21/5/20)で500ほどになりました。
これは、ウディコン時にDLされた数よりずっと多いはずです。
コンテストなどに出さない以上、どれくらいの反応があるかは不安でしたが、想像以上に多くの方にプDLしていただけたのはありがたい限りでした(つくづく拡散に協力してくれた方々のおかげだと思います、ありがとうございます)。
この中にはウディコン版をプレイしてくれた人もいるのかな…。
感想・レビューをいただけると、自分の命や存在に、恵みと赦しをいただくようでした。
バグ報告を見るときは、いつも呼吸が早まります。
※レビューはいつ・何時でもお待ちしております!できれば夢現に書いていただけると嬉しいです!
さて。長い前置きでした。
ほかの場でも書いた通り、『八人のアダム外伝』はウディコンにエントリーする過程で生まれた予期せぬ子でした。それは今回紹介している4つの短編もそうです。
描いていただいた絵がなければ生まれなかったストーリーです。
つまりいってしまえば、外伝も、今回公開した4つのストーリーも、偶然から生まれています。
そして私自身は、これらのストーリーをけっこう気に入っています。誕生の経緯も含めて。
そこでまあ、せっかくなので、この4つの短編をほかのひとにも読んでいただける形にしよう、と外伝のリリース後に思うようになり、公開にいたった、といわけです。
…なんだか特に面白い話でもないですね。まあいいや。
また、冒頭でも述べたとおり、これらのストーリーは『八人のアダム外伝』をプレイする前に読んでいただくのも問題ないと思っていますが、ネタバレといえばネタバレな部分も含みます。
白紙の状態でゲームを楽しみたい方は、よければまたプレイ後などに見てください。
プレイした方・クリアした方にはぜひ読んでいただきたいです。
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