近況(日常)
19/09/22
しばらくブログを書いていなかったので、近況でも書こうと思う。
第11回ウディコン終盤から頭の奥がぼんやりしていたので、モチベーションが戻るまでは休養期間とした。
まったくたいしたことはしてないが、こんなことをしていた、気がする。
(制作面の近況報告はこちら)
■『天気の子』を見に行った
この夏の話題作、『天気の子』を見に行った。好き嫌いは別れるだろう、という噂は聞いていたが、残念ながらネガティブな感想の方が上回ってしまった。
どうやら新海作品はあまり向いていないらしい。
近い時期に上映していた『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』と比較しつつ感想を述べる、という趣旨のブログを途中まで書いたのだが、長く時間をかけた割にまとまらないため、公開せず保留としている。
■岩盤浴に行った
悪い汗を流そうと思い、近くの岩盤浴と温泉へ行ってきた。
鏡を見て、腹でてきたなーとショックを受ける。進行していくオヤジ化が隠せない。
岩盤浴直後はすっきりしたと思っていたが、時間がたつとなんとなく頭が痛くなってしまって、フラフラしながら帰った。帰りに食べたラーメンもあまりおいしくなかった。
これは完全に私見で差別的な発言でありなんの根拠もないが、若いおねーさんが作っているラーメン屋はなんとなくおいしくないことが多い気がする・・・。
■美術館に行った
ちらほらと美術展へ行ってきた。
・ブラティスラヴァ世界絵本原画展(うらわ美術館)
国際的な絵本コンクールの原画展。世界中を巡回しているらしい。
素晴らしい作品が多く、大変楽しめた。諸外国のセンスは、日本にいる自分には新鮮で新しく面白い。外国から見た日本もそうなのだろう。
・竹工芸名品展(東京国立近代美術館工芸館)
高畑勲展を見に行くついでに、知り合いがチケットをくれるというのでいってきた。
はじめは作品も地味だしよくわからんなー、と思っていたが、次第にそれぞれの作品に込められた作者の技術だとか執念だとか色んなものが伝わってきて、面白く鑑賞した。
展示は基本的に時系列。後半になると近現代の作者の前衛的な作品が登場してきたが、それが逆に、前半に展示されていた古い時代の作品群の持つ静謐な迫力の価値をわからせてくれた。
竹工芸は非常に繊細な作業を延々と繰り返すことで作り上げられるようだ。こういった職人気質は自分の中にまるでない要素なので、こういう気質の人とチームを作れたらいいのだが、と思った。
・高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの(東京国立近代美術館)
特に高畑勲のファンというわけではないものの、大変良いという評判と相方の知人がチケットをくれたこともあり行くことに。
結果、大変良かった。
原画・背景共に名だたる名手たちの作品がズラリ飾られていた。
「うわ、この原画生きているみたいにすごい!」と思った原画はすべて宮崎駿だった。
私は宮崎駿の話題が大好きなので、宮崎駿と共に仕事をしたことが得難いことであった、と語る高畑監督の映像をニヤニヤしながら見てしまった。
高畑監督のことは、以前美術館に勤めていたころによく展示室で見かけた。ほとんどすべての展示に一回は足を運んでいるような気がした。もの静かなおじさんという印象だった。
だが、監督の下で働く人にとっては、必ずしもいい人ではなかったとも聞く。
作品に求めるポテンシャルが非常に高く、それに応えるには命と神経を擦り減らすほどの作業になることもしばしばだったという。
よい作品を残すためには何かを犠牲にできる、『狂』を持つ人だったのだろう。
『狂』なくしてなしえない仕事があることは理解できるが、自分ならそれをほかの人に要求できるだろうか、またほかの人に要求されて応えることができるだろうか。
■ラップのMCバトルを見に行った
好きな友人がいるので、たまに付き合いで見に行く。
MCバトルはすごく良い日となんかイマイチという日があるが、この日はいまひとつ。
ただ、見に行くとなんとなく元気になることと、それを話題にあーだこーだしながらメシを食えるのは楽しい。