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モーニング娘。の握手会に行ってきた

19/06/18

あと一か月もすればウディコンだ。

進捗具合は・・・。

・・・う~ん。

ともあれシナリオ・演出には入っている。

キャラや世界観と脳内会話をしながら、

​ミミズが土を掘るような速度で制作中だ。

どんな状態であれ、パソコンが壊れたりしなければ

ウディコンに参加すると心に決めている。

さて。今回の本題はそれではない。

実は先日、『モーニング娘。'19』のミニライブと握手会に行ってきた。

リリースしたばかりのCDを会場で一枚買うと、

ミニライブ後にメンバーと握手ができるというアレである。

会社での勤務終了後、いけない距離でもなかったため、

相方の許しを得て行ってしまった。

以下は、30半ばにして人生初のアイドル握手会を

経験した男のルポである。

■■■■■■■■■■■■

18:30。

会社を速攻出て現地に到着。

すでにミニライブが始まっている。

何曲か聞き逃してしまったようだ。

でも間に合ってよかった。

現場は平日の18:30だというのに、

ざっと500~1000人はいそうだ。

無料だしね。

通りがかった人が「あれモーニング娘。だ」「へ~」みたいな会話をしている。

モーニング娘。は寸劇をやっている。

内容はよくわからなかったが、

おお、モーニング娘。がしゃべっている、とジーンとしてしまう。

ライブ。

ジェラシージェラシーとかフラリ銀座とか新曲の人生Bluesをやる(うろ覚えなので違うかも)。

少し狭いステージ上で11人がきびきびと踊っている。

よく練習しているんだろうなあ。

一体彼女たちはどんな青春なのだろう、とか考えながらパフォーマンスを楽しむ。

会場を見回すと、3割くらいは女性である。

昔はアイドルファンと言うと異性のファンばかりかと思われていたが、

最近はそんなことはなくなっている。

最近結婚して話題の

蒼井優さんがハロプロのアンジュルムの熱心なファンであることは有名な話だ。

さて。

ミニライブが終わると、いよいよ握手会。

何分はじめてのことであり、一人で参加しているので、よくわからない。

まあ、CDは買っておいたし握手券はあるのだから、流れに従おう、ということで、

様子を見る。

モーニング娘はステージ上で横にずらーと11人並ぶ。

ステージ上にはほかに荷物をあずかるスタッフや、手になにもつけていないかチェックする

スタッフさんがいる。

どうやらこの握手会はメンバー全員と握手できるらしい。

少し緊張してきた。

はじめは何らかの優先ゾーンの人が案内されるようだ。

ゆっくり握手をしている。

こんなにゆっくりしていたらけっこう時間がかかりそうだなーとか考える。

私は腰痛持ちなので、たちっぱなしが長いと不安になってしまうのだ。

次に女性限定ゾーンの人たちが案内される。

ここから一気にペースがアップ。

流れるように人が案内されてゆく。

​握手している時間はメンバー1人につき、1、2秒だろう。

なにか言った方がいのだろうか。

ブログ楽しみに読んでますとか、ダンスかっこいいですとか。

考えがまとまらないが、人が少しづつ動き出すのでついてゆく。

ステージが近くなってゆく。

おお、テレビとかパソコンで見るのと同じ顔だ(当たり前だ)。

森戸さんさすがの可愛さだなー。

このあたりから緊張がひどくなってくる。

ああ、もっとしっかり手を洗っておけばよかった。とりあえずハンカチでふいてみる。

ステージまで数メートル。

ここで小休止が入り流れが止まる。

ふくちゃんが手を振っている。

手を振った方がいいのだろうか。

手を。

いやしかし。

だがふくちゃんが。

そうこうしているうちに列が再び動き出した。

ステージに上がり、スタッフさんに荷物を預ける。

一番手前にいるのは生田衣梨奈さん。

あ、目が合・・・。

ラメ、というのだろうか。

キラキラしたものをつけていた。

美人さんである。

瞳が深い。

思えばあれは、

現モーニング娘。でもっともよく人を見ている(メンバーの不調などにいち早く気が付くらしい)ともいわれる、広い観察眼を持つ瞳だったのだろう。

吸い込まれるような、という表現でいいのかな、

ともあれ、半ば放心状態になった。

ハッと気が付いた時には、次に並んでいた佐藤優樹さんとの

ちょっとそっけない握手が終わって、

次のメンバー、次のメンバーと進んでいる。

人間は、日々の心身の使い方が、その所作に出る。

アイドルという人たちは、

目の前のファンにキュッと意識を集中させる技術を持っているのだろう。

俺はそのような人たちと接したことがないから、

面食らってしまった。

放心状態を取り戻すとまた別のメンバーにやられる。

メンバーはありがとう、ありがとう、と言ってくれている。

ありがとうを言うのはこっちのほうなのに、

俺は言葉を返す余裕もない。

おお、小田さんだ。自信ありげな不敵な微笑み。

あれ、石田亜佑美さんはなんで目が赤いのかしら。ほかのファンに嬉しいこと言われて泣いてしまったのかな。あたしはまっすぐ行くよ、って表情をしている。

みんなまっすぐ目を見てくる。

くらくらする。

そして中盤過ぎ。

握手の相手は牧野真莉愛さん。

ありがとう、と言いながら少し心配そうな目でこちらを見てくる。

声が耳にすわーと入った。

俺はそんなにふらふらしていたのだろうか。

自分は霊感とかは一切ないが、

その人その人のオーラみたいなものは自分なりに覚えて記憶の棚に整理しているいるクチである。

牧野さんは

背が高いのもあると思うが、

高岡英夫先生風に言うならおそらく「センター」と言われる身体意識がワーッと出ていた。

そのうえ包まれるような感覚があった。俺をまったく恐れていない。

これはすごい。

完全に持っていかれた。

意識を取り戻した時には最後のメンバーとの握手が終わっていた・・・。

19:30過ぎ。

今日は貴重な体験したなー、とうなりながら、立ち食いソバやでかつ丼セットを食べて帰路についた。

家に帰ると、

相方と握手をしてアイドルオーラをおすそ分けした。

猫はいつもどおり、フニャフニャいっているのでなでておいた。

まとまらないけどまとめる。

握手という文化がどのようにして始まったのかはわからない。

正直、それが必要なのかはよくわからない。

アイドルの負担になるならなくなったほうがいいのじゃないかとも思う。

ただ、俺はモーニング娘。'19の握手会に参加した。

そしてそれを思い出しながら、ブログを書いている今、

あれは貴重な経験だったと思わざるを得ない。

​また思うことがあればなにか書くことにして、今日はここまで。

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