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​八人のアダム開発日記_5​と

​懐かしい作品のこと

19/05/11

時間よ止まれ!!

・・・・・・止まらない。

止まるわけがない。

作業量の多さにダウナー気味。​

限られた時間の中でどれだけのことができるのか、という状況になってきた。

いまになってやっとわかるけれど、

週刊連載の漫画家とかは本当に化け物だなーと思う。

ストーリーを構成し、

ネームを切り、

20P近くの作画をする。

 

一週間で。

無理や。

死ぬよ。

漫画家に早死にが多いわけだよ。

昨日、

『孔雀王』の荻野真先生が2019年4月29日に亡くなられたと発表された。

この一年くらいでずいぶんたくさんの漫画家さんの訃報を聞いた気がする。

少し調べてみたら、私が読者だった方では、

「ちびまる子ちゃん」のさくらももこ先生、

「バチバチ」の佐藤タカヒロ先生、

「子連れ狼」原作の小池一夫先生、

「ルパン三世」モンキーパンチ先生、

不倫マンガいっぱい書いてた国友やすゆき先生、

グルメマンガの土山しげる先生。

私にとっては、名前を聞けば作品の質感を思い出す人たちだ。

それに触れた感覚、その時感じたこと、それを読んだ時代や場所のことを思い出す。

私は自分は漫画に育てられたと思っている。

単行本をかったことない人もいるが、

いつもマンガ雑誌を読んできたので、

毎週、毎月会える存在だった。

何を教えられたと具体的に言えるわけではないのだが、

マンガ作品にはいつも、どこか別の場所へ連れて行ってもらった。

学校に行く前のファミリーマートでの立ち読み、

部活の帰りや仕事の帰りに買って帰る雑誌や単行本。

ページを開くだけで、いつもどこかへ連れて行ってもらった。

そして、いつしか自分も連れていく側に憧れたんだ。

・・・・まあ、それはいいや。

今週の進捗。

シティ内システムの中核の一つ、

「依頼システム」が完成度50パーセントまで進んだ。

あとはグラフィック素材が少し増えたのと、

世界観への理解が少し増した。

土日はシステムつくりで終わるのか、

ストーリー演出まで入れるのか。

ともかく今わかるのは、

マンガであれゲームであれ、作品は人前に出せるところまでいかなければ、

ほとんど意味がないということだけだ。

人前に出せなければ、出会える可能性は限りなくゼロに近い。

俺は俺なりに、

先人から受け取ったものをだれかに別の形でパスしたい、ような感覚がある。

・・・それにしても、何とも言えない気分だ。

体や命を削って書いていたのかなあ。

だから面白かったのかなあ。

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